滋賀県のヒノキ材を材料とした木枡をつくって、煎り黒豆を一升量って持ち帰る体験ワークショップ。2025年2月5日@東京都渋谷区
ひのきの香りが会場中に漂い気分もリフレッシュ。
黒豆は福岡県筑前町産のクロダマルをポン菓子機で煎った?もの。そのままでもおいしいのですが、湯呑に一つまみ入れてお湯を入れると黒豆茶の出来上がり。柔らかくなった黒豆はおいしく頂けます。
右の画像は、自分で制作した木枡で黒豆を量っているところ。小学校低学年の児童でも、手作りで生活用品をつくる楽しさを味わえます。
材料の上下に注意してほぞとほぞを注意深く組み合わせたら、木槌で優しくでも力強くたたきながらしっかりと組み合わせていきます。
途中で形がいびつになることもありますが、焦らずに整えると真四角に戻ります。叩いて、確認して、整えて、また叩くの繰り返しの作業ですが、参加者の皆さんは最後まで集中して制作されていました。
組みあがったら、紙やすりで凹凸をなくし、表面を整えます。この作業には「ここまで!」という終わりはありません。自分が納得したところが完成となります。
皆さん表面が真っ白につるつるになるまで頑張って磨いていました。机に敷いた紙やすりの上を円を描くように滑らせて研磨するのがコツです。ちなみに、紙やすりは#120。
ある参加者さんの作品です。ほぞが隙間なく、ピシッと組み合わさり、上部も凹凸なく、滑らかな平らになっていますね。側面もきれいに木目が出ていて気持ち良いです。今にもひのきの香りが漂ってきそうです。みなさん、大変お疲れ様でした。
お母さまとご子息のお二人で、それぞれに素敵な木枡を制作されましたね。お二人の手によって生まれたこの木枡が、末永く宝物として大切に使われることを願っています。
二十四節気や七十二候、そして雑節は毎年巡ってきます。今年制作された木枡は、来年の節分にもまた活躍することでしょう。今回制作に参加してくれた子どもたちは成長していきますが、季節と木枡は変わらずに存在し続けます。
皆さまに素敵な循環が続きますように。

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