ただのキャンドル作りではなく、徹底したフィールドワークに基づいたストーリーで現地を体感する特別なワークショップを開催しました。
3台のプロジェクターを駆使したインスタレーションにこだわったスライドショーでは、櫨の並木、収穫、蝋になるまでの工場工程、そして和ろうそく職人工房での製作風景を美しい映像で紹介しました。視覚的にも体感的にも、まるでその場にいるかのような体験を演出し、配布資料はアナログな紙媒体で設えたZINEを活用。
スライドの進行に合わせて、現物の櫨の実や生蝋、白蝋の触感や香りを確かめ、蝋燭の灯りの揺らめきを感じ、関係者の肉声を伝えることで、五感を存分に刺激します。櫨の和蝋燭の魅力を心から味わっていただけたことを期待しています。
伝統文化とデザインの力で、伝統工芸の魅力と自然の恵みを伝え、心を豊かにする体験を提供します。そして、産地の自然とそこに暮らす人々の豊かな生業に共感するファンを増やしていきたいと考えています。
開催/2024.12.22(sun)@国立オリンピック記念青少年総合センター

ZINEとして作成した配布資料


真っ赤なハゼノキの葉とハゼノキの実を眺めての作業

製蝋工場の荒木社長を映しながら本物の生蝋にふれる

櫨の実ちぎりや工場の臨場感を伝えるインスタレーション

インスタレーションとZINE、制作キット

会場内の雰囲気(お客様入場前)

櫨の和ろうそくの灯とゆらぎ